車であなたの価値が決まるわけではない!本質的な価値観を手に入れよう
「彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。」
(となりの億万長者)
所得が増えても「所得が増えれば金持ちになれる」という概念を変えない限りは、一生お金のために働く人生です。
所得が増えるだけではお金持ちになれないと強調しお金持ちの認識を改めたところで今度は自分自身の認識を改める必要があります。
まず多くのケースで給与はそこそこ貰っていると思われるのにお金が貯まらないのは“使っている”からです。
ここまでは当たり前のことですが、問題はその認識ができているかどうかです。
ではお尋ねします。
「最近した買い物を思い出してください。」
「なぜそれを買いましたか?」
「必要なのはわかりました。では他に選択肢はありませんでしたか?」
「それってアナタの人生において本当に必要ですか?」
使途を深く追求すればするほど耳の痛い話になってくるはずです。
それを買う本当の目的はなに?
例えば時計を買う時の本来の時計は「時間を知るためです。」
本当に時間を知るためであれば100円均一でもいいはずですし、そもそもスマホで時間をチェックできます。
「出来る自分を周りに見せたい」
「お金持ちだということをアピールしたい」
「女の子にモテたい」
ブランド時計を買う人の目的を深堀すればこういった答えになるでしょう。
自己欲求自体は人間が備え持った欲求ですから否定はしません。
問題はその欲求がエスカレートしてしまうことです。
良い時計を買ったら、安い車になんて乗ってられない。
良い車があるのにオンボロアパートには住めない・・
こういった流れで生活水準が切りあがっていきます。
おそらくその頃にはローンやクレジットカードのリボ残高が増えているか、まったく貯金できていない状態でしょう。
わり算で考える貧乏人 かけ算で考えるお金持ち
クレジットカードだけではありません。住宅ローンだってそう。人生で最大の買い物といわれている家の購入も、月々8万円払えるとか払えないとか、総額で支払う額よりも月々いくら払えるかを重視している人が多い。
「ちょっと無理すれば払える」
(貧乏は必ず治る)
お金が貯まらない人の思考は、「蓄財なんて物が揃ってから考えればいいや・・」
おそらくそう思いつつ数年が経過し状況はさらに悪化しています。なぜなら人間の欲望には限りがないからです。
再三言いますが、その行為自体は否定しません。買ってしまった物は返品できないでしょうし、自己欲求は誰しもが持っているかです。
肝心なのは現状を冷静に受け止めた上でこれからどう行動していくかです。
本当にお金のある生活を望むのであれば、何かを変える必要があります。
「金持ちになる為には捨てなければならないものがある」
(お金がない!ユニバーサル・インシュアランス日本支社社長 氷室浩介)