収入が増えればお金持ちになれるわけではない!
お金持ちというとどんな人を想像しますか?
プライベートジェットで世界各国を飛び回り、1台数千~数億円のスポーツカーを乗り回し、夜はシャンパンを浴びる。たぶん多くの人のお金持ちってこんな感じ。
確かにお金持ちの中でもそういった人たちはいるけど、極少数。
なぜならメディアではそういった人たちしかクローズアップされない。だって質素な生活のお金持ちを見ても面白くありませんよね?
しかし実際のところ、お金持ちの中には質素な暮らしをし、一見するとお金持ちに見えないような人たちが多いです。支出にメリハリあって無駄遣いが少なく、ふつうの家に暮らしてたりします。
豪華な屋敷に住み、高級車に乗っている人たちは、実際にあまり資産を持っていないのだ。
大きな資産を持つ人々は、そもそも高級住宅街に住んでいないのだ。
(となりの億万長者より)
そう、私達はお金持ちとなると自由にお金を使って綺麗な恰好の人を想像します。
確かにそういったお金持ちもいますが、本当のお金持ちはお金を使うことにシビアです。
私の身近なお金持ちもそんな一人です。
上京しゼロから会社を立ち上げ、堅実的な経営で会社設立以来赤字になったことはないそうです。事業で得た資金で山手線の駅から徒歩5分圏内に複数の不動産を所有しています。
彼はスターバックスのコーヒーなんてもってのほか、コンビニの100円コーヒーすらもったいなくて飲まない。自分で豆を買って挽いて飲む。その方が美味しいし、1杯50円もしないからだそうです。
さて、前置きが長くなったのはアナタのお金持ちに対するイメージを変えないとお金持ちになるための理解が深まらないからです。
つまり、アナタの中にいた間違ったお金持ち像は
お金をたくさん使う=使う分稼いでいる=収入が増えれば金持ち=収入を増やそう!
この考え方は誤りです。
お金持ちになれない人は「所得」が増えれば金持ちになれると思っている
多くの人は収入が増えればお金持ちになれると思っています。
しかしそれは誤りです。もちろん収入を増やすことは必要ですが、収入が増えただけでは資産は増えません。
さらに多くの人がはまってしまうトラップが「出費は収入に比例して増加する」というパーキンソンの法則。
富の尺度は総資産額であって所得金額ではありません。
所得が増えてもパーキンソンの法則の通り出費が増えれば貯蓄は増えないし、貯蓄が増えなければ投資に回す余力も生まれません。
つまり所得が増えても「所得が増えれば金持ちになれる」という概念を変えない限りは、一生お金のために働く人生です。